読書会
こんにちは。カム同人の田中です。
先日カム例会にて読書会を行いました。
作品は長嶋有の「夕子ちゃんの近道」を私がチョイスしました。大江健三郎賞受賞作品だし、けっこう読んでいる人は多いかなと勝手に思っていたら、一人を除き未読者ばかり。色んな感想が聞けました。
この読書会の指定が無ければ、読むことは無かっただろう。読んでみて意外と面白かった。読んだけれどどこが面白いのか分からない。主人公の背景を一切明らかにせず周りの登場人物のキャラを出し、場と人間を浮き立たしている。大きな出来事はほとんどなく、淡々と流れる。個性的な描き方ではないのに、この書き方は本当に巧い。これは詰まるところ、プロだからか・・・。とっかかりはないが、さり気なく色んなものが滲み出てくる。等など。
確かに、読書会は、自らが書店でも図書館でも、手を取ることのない本を読む……それも感想を言わないといけないから、割としっかり読まねばと臨める、いいきっかけになります。
チョイスする立場から言えば、選択肢を問われるような感もあり、若干の緊張もあります。何と言っても皆の忌憚ない自由な意見が聞けるのは、とても楽しいものでした。
ふと、去年公開された映画「ジェイン・オースティンの読書会」も観たかったことを思い出しました。
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