« 2010年3月 | トップページ | 2010年5月 »

2010年4月

2010年4月28日 (水)

カム6号完成!!

48088837_2689580322 カム編集人の芦原です。連続で記事を書いていますが、職権乱用ではありませんw

カムの最新号が完成しました! 

表紙は、「ギザのピラミッド」。題字付近の子どもや、下の方の女性たちが、雰囲気を出しています。

弊誌を読んでみたい、という方がいらっしゃいましたら、トップページの「メイル」から、購入希望の旨、メッセージをお願いいたします。

外部合評会は、5月30日(日)1:15~5:00 難波市民学習センター第3研修室にて行います。

(掲載作について、「ここが好き」「ここはこうした方がいいのでは」など、感想や批評を述べ合う場です。初参加歓迎、もちろん無料、入退室自由です)

2次会として、飲み会も企画しております。ぜひ皆様の批評を頂戴し、同時に親交を深めたいと思っております。同人一同、心からお待ちしております!

今回の掲載作のキャッチコピーを、同人メンバーで考えてみました。興味を持っていただければ幸いです

  

飯山の前を消耗されて通り過ぎていく人たち。

何もできない空しさ。それは、ホントにすご~くオトナな短編。

阪井 智一 「刻印」 (キャッチコピー by あぶらみ)

  

終戦後、都会の女性光代は生活にやむなく結婚する。

海女の活躍する漁村での新婚生活の中、武骨な夫の誠実さに一条の光を見る。

築島 祥子 「合わせ貝」 (キャッチコピー by 伊村恭子)

  

密閉された伏魔殿。私もここで、鬼となる。

宮内 はと子 「凍てて凍てつくイテイテテ」 (キャッチコピー by 中井宏美)

  

神社の長女、宮子は友達がいない小学五年生。夏休み前日、サーヤに出会い初めて友達らしき関係に。この二人を見つめる寛太も小学五年生、行者の弟子になったばかり。

見えないものが見える感覚とは、死後の世界とは……。壮大なテーマをえがく。

芦原 瑞祥 「掛けまくも畏き」 (キャッチコピー by 田中一葉)

  

彼女はデパートで働き、デパートは彼女の人生に寄り添う。

どちらも、ずっと同じではいられない。

それでも、彼女の人生は続く。

田中 一葉 「サンライズ」 (キャッチコピー by 後藤高志)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年4月25日 (日)

食べるシーンの描写

カム同人の芦原です。

「食べるシーンがよく出てくる」「食べ物がすごくおいしそうに描写されている」小説って、ありますよね。

きっと作者自身が、食べ物にこだわりと愛情を持っているんだろうな、と思います。

うちの同人メンバーでいうと、田中さんと築島さんでしょうか。

お二人とも、食べ物描写が上手だし、実生活でもこだわりを持っておられます。

顧みて私は、といいますと、拙作からの引用を読んでいただければ、おわかりかと思います(恥)。

三ツ星レストランの料理でも、一昨日の冷や飯でも、大差はない。食べることは私にとって、穴をふさぎ、マイナスをゼロにする手段でしかないのだから。(芦原瑞祥「穴」)

以前、あるマンガに「食べることは生きること」という台詞があり、なるほど、と思ったことがあります。

食べるという行為は、すべての人間に共通しているので、小説に食べ物を出すと取っ付きやすいという効果もあります。

現に、食べ物をトレードマークにしているキャラは、妙に心に残ります。

牛丼好きのあのキャラとか、いつもカレーライス食べてるあのキャラとか、おでん持ってるあのキャラとか。

食べ物にこだわりを持ち、おいしそうな食事シーンを書けるようになりたい! 

そんな動機で、7年ほど前、料理教室に通ったことがあります。

(友人たちからは、結婚の予定もないのになぜ? と不思議がられましたが)

結果はといいますと……

いまだに私は、食べ物に対する思い入れが少なく、読者の食欲をそそるような描写は出来ないままです(笑)。

とまあ、こう言ってしまうと料理教室に通った1年が無駄になってしまうので、コネタ的なことを。

最近の料理教室には、自炊の必要にかられた独身男性や、定年後の男性が結構通っているのですが、彼らに共通しているのは、「料理はあくまで趣味」ということ。

女性は皆、1つのボウルや鍋をさっとゆすいで再利用し、出来るだけ使用する調理器具が少なくなるよう計算しながら料理をします。

が、男性は、ちょっと水を切っただけのざるも流しに置いてしまうので、洗い物が山のようにたまってしまうのです(一緒のグループになると、ちょっと鬱陶しかったりして)。

また、女性は「無いものは他で代用」しますが、男性はそれをしようとしません。明らかに他の料理では使えない調味料も買う、特殊な調理器具も買う、というこだわりぶりなのです。

(もちろんそうでない男性もいらっしゃいますが、かなり少数派です)

★北京鍋でチャーハンを作った日の会話★

男性「この後、北京鍋買いに行きたいんやけど、どこに行ったら売ってるかな」

私「えー、北京鍋、高いですよ。普通のフライパンでもチャーハンは作れますし」

女性「そうそう、フライパンで十分ですよ。私やったら、北京鍋買うなら、ル・クルーゼの鍋が欲しいわぁ」

私「あ、ル・クルーゼ、いいですよね。高いけど一生使えるし」

男性「そのル・クルーゼって、どんな鍋?」

 ※ル・クルーゼについて説明※

男性「よっしゃ、じゃあ、ル・クルーゼも買って帰るわ」

 呆然とする私と女性

なんだかんだいって、性差による傾向の違いは存在するんだなぁ、と思った体験でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年4月 5日 (月)

『夏の蜜』

カムの芦原です。

同人メンバーが大阪文学学校小説専科時代にお世話になり、現在もカムの特別顧問的存在である平野チューターが、初の作品集を上梓されました。

タイトルは、『夏の蜜』。Amazonや文学学校事務局等で購入できます。

夏の蜜 Book 夏の蜜

著者:平野 千景
販売元:友月書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する

養蜂を題材にした表題作にちなんで、箱には蜂の巣がデザインされています。箱から本を取り出すと、中はこのような表紙。小茂田青樹「虫魚画巻」の絵だそうです。

093

月の光を求め、または闇に紛れる虫たちが、この作品集の雰囲気を実によく表していると思います。

普段の生活では気づかないけれども、何かのきっかけで、目が離せないほど存在感を増してくる虫たち。そんな不思議な感じが、どの作品にも漂っています。

私の拙い表現では良さを伝えきれませんので、ぜひ実際に読んで、この作品世界を味わっていただければと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年3月 | トップページ | 2010年5月 »