« 2010年8月 | トップページ | 2010年10月 »

2010年9月

2010年9月27日 (月)

笑える小説

カム同人の大西です。

最近読書量がめっきり減りました。みなさんはおもしろい小説に出会えていますか?

ただ一言で「おもしろい」といってもいろんな意味がありますよね。

常々思っていたのは、泣ける小説は数あれど、笑える小説はめったにない。

前回のカム例会のときに少し話題にのぼったのですが、小説で人を泣かせるより笑わせるほうが難しいらしい。

巧みな表現や斬新な展開ににやっとするようなおもしろさではなく、思わず噴き出してしまうようなおもしろい小説を読んでみたい。

今ぱっと思いつくのは嶽本野ばらの「下妻物語」です。

あれはかなり笑えました。というより今まで読んだ中でこれが一番笑える小説でした。実際声を出して笑いました。

嶽本野ばらは見た目からしてぶっ飛んだイメージで、中には食わず嫌いな人もいるかもしれませんね。

私もはじめはそうでした。

確かにロリータ色、乙女色が強くて男性にはとっつきにくいかもしれません。

しかし少女を描いてこんなに違和感がない男性作家さんはこの人の他にないでしょう。

数年前に逮捕されたと聞いたときには、「ロリヰタ」という作品に描かれているようなこと(タイトル通りのこと)が実際に起こったのでは、と心配したものですが、大麻所持でした。

そして釈放されてすぐ「タイマ」というまさに拘留生活を描いた作品を発表し、内容的にも「反省してまーす」とふてぶてしく言っているような感じで、相変わらずの作風で楽しませてくれました。

まあ、小説家としては正しい姿なのかもしれないですね。実際読者も期待していたのだし。これを描かなきゃ次に進めないですもんね。

笑いの基準は人によってまちまちですし、年齢によってもかなり違いがあるでしょうが、未読の方にはぜひ一度読んでいただきたい。笑えるし、泣ける。お気に入りの作家の一人です。

他にもユーモア小説はたくさんありますが、腹から笑えるものはやっぱり少ない。

漫画では笑い転げることもあるのに、どうして小説ではそれがあまりないのでしょう。

やはり文字だけで伝える難しさからでしょうか。

芸人さんが話術だけで人を笑わせる難しさと通ずるものがあるのかもしれませんね。

これは笑えた!という小説があればぜひ紹介してくださいませ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年9月19日 (日)

カフェの本棚

カム同人の田中です。

知人が近所にカフェをオープンしました。手作りのジャムにコーヒーなど飲み物色々、フード・お酒まであって、使い勝手が良さそうな店。早速仕事帰りに寄って、サングリアをなめるようにチビチビ飲んでいました。待ち合わせしたようなタイミングで友人が店に!
お金の持ち合わせがないから顔を出しただけと言っていたけれど、「お茶代は私出しておくから」と二人でお茶することに・・・。せっかくだから何か食べようかと思って、私の財布を確認したら2千円しかなく、ご飯は食べられず残念でした。

 100918_5 そのカフェには小さな本棚があり、オーナーの私物の本がジャンル関係なく並んでいます。ヴィアンの「日々の泡」がなぜか2冊あったり、サリンジャーの「ナイン・ストーリーズ」「フラニーとゾーイ」そこに「赤目女四十八瀧心中未遂」や横尾忠則、柳沢小実(私も好き)のエッセイが並んでいたりと、なんとなくオーナー(めちゃ男前で雰囲気がある人)らしい感じがします。

そこで友人と本棚を見られるってどうだろうという話になりました。何を読んでいるかってけっこう内面に触れるような感じだから、お金や性的な話に近い感覚かもしれないと・・・。
私は同人誌をやっていたり、本好き同士で色々語っており抵抗は少ないつもりですが、いざ持っている本を全部見せてとなったら、相手にもよりますが、ちょっと恥ずかしさを感じるかもしれません。
そういえばCDの棚やiPodの中身も見られたくない気がします・・・。本にしても音楽にしても、えー、こんなの好きなんだって言われたくないというか、個人的な嗜好を一人で地味に楽しみたい願望があります。もちろん皆でワイワイ語りあうのも楽しいですけれど。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年9月11日 (土)

トヨトミな8月

カム同人の芦原です。

 

私が敬愛してやまない万城目学先生の著書、『プリンセス・トヨトミ』の映画化が決定しました!

 

大阪ロケのエキストラを大量に募集していたので、マキメワールドの住人になりたい私は男装して参加しちゃいました。http://www.sanspo.com/geino/news/100816/gnj1008160549007-n1.htm

 

詳細を漏らしてはいけないとのお達しが出ているので、当日の様子はヒ・ミ・ツ。

 

2011年初夏の映画公開が待ち遠しいです。

 

 

Photo_4 大阪の次は、いわばしる近江。万城目先生の講演会が彦根であると聞き、こちらも喜び勇んで行って参りました。

 

控えめな雰囲気だけれど、ナビゲーターの方が話を振ると、面白いことを語ってくださる。そのエネルギーの配分みたいな部分も好ましくて、ますます先生のファンになってしまいました。

 

講演は、『プリンセス・トヨトミ』の話題が中心。

 

着想のきっかけは、大阪城近くの小学校にあった立ち入り禁止の地下階段だとか、キャラの名前は豊臣方の好きな人物から順にいい役を割り振ったとか(もちろん一番は「真田」)、『鴨川ホルモー』や『鹿男あをによし』のように観光イメージに乗っかって書きたくなかったとか。

 

作品が組み立てられていく過程が垣間見られて、嬉しくなりました。

 

  

今回の講演会で最も心に残ったのは、文学についてのお言葉。

  

 

「世の中は、切り捨てとかリストラが主流だけど、文学は正反対のもの。それこそ、蓮舫に1秒で仕分けられちゃうような。でも、文学は無駄なところからしか生まれない。そして、そんなところから『ええもん』が生まれるんだと思ってます」

  

 

なんだか、じんときちゃいました。

 

私も「ええもん」を生みだせるように、頑張りたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年9月 8日 (水)

忘れすぎ…

こんにちは。カム同人のあぶらみです。

先日、古本屋さんで文庫本を買いました。

読んでて、またやってしまった~と気づいたのですが、

同じものがすでに家の本棚にあるのです。

こういうことは本当によくあって、マンガも巻数を間違えて買ってしまいます。

逆に、買わないといけないものもたくさん忘れているのが非常に多いので困っています。

人に勧められた本や見たかった映画のDVDなどをついつい見逃して、忘れていきます。

間違えて買うくらいならいいですが、

すご~く感銘を受ける本やDVDを見逃すのは大切なものを失っているように感じます。

なので、本やDVDのタイトルだけを書きとめるノートを持ち歩くようにしています。

ただ、それをどこかに忘れたらどうしようか……。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年9月 1日 (水)

ミュージカル「アトム」

長い間WEBカムにご無沙汰しました。 伊村です。

PCのメルアドを変えたことでもたついて(なにしろ私はPCについて分かってない)、さらに、今はPCが老朽化して、クリックして一つ画面を出すのにお茶一杯飲めるほどかかる有様です。従って7号の原稿の手直しも、休憩です。近日中に購入する予定ですが、これが使えるようになるのにまた、一苦労かな……。  これはご無沙汰の言い訳です。

今日はミュージカルの話題を。

7月18日に、劇団わらび座の新作ミュージカル「アトム」を観てきました。

わらび座は、「火の鳥」「天草四郎」など観に行きましたが、結構ファンです。

今回の「アトム」は手塚治虫の原作が土台ですが、アトムはすでに抜け殻となり、進化したロボットは人間の助手として服従を強いられている。それに大いなる不満を抱く、心を持ったロボットが主役です。人間とロボットとの恋もありました。

このロボットは、現代の虐げられた人間の労働者の姿そのままだし、ロボットの力が人間の半分に設定してあるところもジーンときました。

IT革命で、人間の労働模様がものすごく変わった、と思いますが、いよいよ次はロボットかな、と思った次第です。精巧なロボットが人間の代わりをする。今みたいな猛暑にも強いし、長時間労働にも文句を言わない。

私は、ロボットにご飯を食べさせてもらい、お風呂に入れてもらうのかな。

仕方がないからイケメンロボットに好いてもらえるような婆さんになる努力をしよう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年8月 | トップページ | 2010年10月 »