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2011年3月

2011年3月25日 (金)

やっぱり東京かしら?

ブログでは、ず~っと地下に潜っていた伊村です。

忘れられそうなので登場します。ただし、地震の話題は避けて、明るい?東京の話を。

2月27日(日)両国国技館で催された「5000人の第九コンサート」に参加してきました。

国技館の真ん前or後ろにスカイツリーが聳えておりました。

前日の朝に出発、午後からのリハーサルに参加した後、ちゃんこ鍋の夕食。ビジネスホテルのような安上がりなホテルを予約していたので、同行のおばさんたちとしゃべりまくって一泊して当日となったのですが、おのぼりさんはすっかり感動したのでした。

北は北海道から南は沖縄まで30都道府県と7外国から合計5104人の大合唱団でした。(だから私が変な声を出してもわからなかった?) それと地元、すみだ区の小中学生がたくさん参加していたことが印象的でした。

指揮者の松尾葉子氏、ソリストはソプラノ、佐藤しのぶ氏。 テナー、錦織 健氏。という豪華さ、アルト、バリトンともお二人にそん色のない歌唱力の方でした。国技館って、お相撲をとるところ、音楽して大丈夫なの、って思っていましたが、新日本フィルハーモニーの響きも私の声も?素晴らしかった。兵庫県の芸術文化センター最高って思って歌ってたけど、やっぱりお江戸は文化レベルが違うような……。そんな気にさせられました。なんか全体を包む雰囲気がハイグレードというか。

わざわざ東京まで~、面倒くさいな、と思ったりしながら、積極派に押されてコープこうべ合唱団30数名の中にくっついて行って楽しかったです。たった正味15分ほど声を出すだけに、時間とお金を費やしたけれど、いやいや、文化的ってそういうものなのです。なんて。

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2011年3月 8日 (火)

リズム

二年振りの朝比奈昭です。相変わらずのパパ兼ママの生活ですが、早いもので娘ももうすぐ八歳、小学三年になります。カムログに復帰できたのは娘の成長に伴って余裕が出てきた、というよりは私が生活のリズムに慣れたということでしょうか。

リズムを作るのは大変ですね。でもそれを維持するのはもっと難しいです。他の要因に影響されますから。今回はそんなお話です。

『カム七号』外部合評会終了後の飲み会から西宮に帰宅したのは午前四時です。外出したままの服で熟睡していると実家からの電話で起こされました。時計は九時。内容は、半世紀以上付き合いのあるお肉屋さんの奥さんが昨日亡くなられた。まだ六十三歳だった。ついては明日の告別式に出て欲しい、というものでした。確か悪性リンパ腫で二年前から闘病生活をしていたな、と考えながらまた眠りにつきました。

十時過ぎ、再び実家からの電話です。

私が不在のときは姉夫婦が実家に宿泊して母の身の回りの世話をしてくれています。さっきは姉でしたが今回は母の声で「ヒロっちゃん(義兄)が倒れて救急車で搬送された、すぐに帰宅してきて欲しい」とのことです。

母は外科医の長女として生まれ、医薬品の少ない戦中戦後に祖父のオペの手伝いをしてきた経験があります。麻酔の効きが悪い患者の両腕を押さえたり、大腸をお腹に押し込んだりした話をよく聞きました。亡くなった父が医者だったことを考えると八十年以上も人の生死と身近に接してきたことになります。

その肝っ玉の据わった母にしては声が震えていました。私は重度の二日酔いでしたが急ぎ帰宅の用意に取り掛かりました。マンションを出ようとしたときにまたまた電話がありました。やはり母でしたがその声は冷静に「ヒロっちゃんが亡くなったよ」と告げました。

後で電話の履歴をみると「倒れた」から「亡くなった」までは四十六分の間隔です。

享年六十三歳。肉屋の奥さんが亡くなられた日「俺と同じ歳や」と言っていたそうです。その翌日に自分が死ぬとは考えもしなかったでしょう。義兄の人生はアルコールに溺れた日々でした。暴力こそふるいませんでしたが、飲酒癖は姉を苦しめ、何度も離婚を考えさせました。

しかし、私が姉の家で目にした光景は義兄の遺体に「ありがとう、優しくしてくれてありがとう」と何度も語りかけている姉の姿でした。

義兄の告別式の日は大雪でした。近畿各地の交通網が麻痺し、明石鳴門自動車道も明石海峡大橋以外は通行止めになりました。神戸から臨席した親戚は帰宅するのに通常の三倍、五時間を要したそうです。

私には、その豪雪は義兄が姉のために下ろした緞帳のように思えます。

姉の新生活は始まったばかりです。心の平穏と共に姉なりの生活のリズムが一日も早く取り戻せるように祈ります。

あっ、目覚ましCDから娘チョイスのレディーガガが聞こえてきました。では、台所に向かいます。またね!

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