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2012年4月

2012年4月29日 (日)

古事記編者ゆかりの地へ

皆さま、黄金週間をいかがお過ごしでしょうか。カム同人の芦原です。

今年は古事記編纂1300年に当たりますので、イベントが行われたり特集本が発行されたりと、古代史好きには嬉しい一年です。

せっかくなので、太安萬侶と稗田阿礼ゆかりの地を訪れてきました。

まずは、太安萬侶の墓。

Ca3e0076

細い県道を進むと、茶畑のど真ん中にあります。

Ca3e0077_2

昭和54年1月に、畑の持ち主が掘り当てたそうで、橿原考古学研究所編『太安萬侶墓 奈良県史跡名勝天然記念物調査報告第43冊』には、発見者の生の声を録音したものが記載されています。以下引用。

くずれ落ちた炭をまた拾い上げまして中をよく見ますと、ちょうど穴の中央部の方がこんもりと高く灰がみられました。それで、その灰を少し手でかきのけていきますとその中に骨らしいものが見られたんであります。

銅板に何か書いたある。ああ、銅板でやとかなあ、みょうなこと言うてはるなあ、こう思いました。その時私感づきました。それやったら、まず第1番に銅板をやな、銅板の出たところの現状を破壊したら工合が悪いと。(中略)二文字程ちょっとこう、サビでわからない字がありましたけれど、だいたい読めました。そして、こりゃ太安萬侶いうたら古事記かかはった人やがな、こんなほんまやろかな。

これはすごい発見だということを理解して、然るべき処置をとってくださった畑の持ち主に感謝、ですね。

こちらが、現在の墓。

Ca3e0079

急斜面の茶畑の中に、ひっそりと祀られていますが、お供えしてある榊は青々としていました。

続いて、元になる伝承を誦習した稗田阿礼をご祭神として祀る、賣太神社。

Ca3e0089

奈良県大和郡山市の稗田町というところにあり、辺りが稗田一族の本拠地だったことが伺えます。

実は、この神社にお参りしたら確認したいことが一つありました。

それは、ご祭神の性別。

昔から、稗田阿礼は男か女か、論争がありました。「舎人」と記載されていることから男の役人という説が一般的ですが、柳田國男氏は女性説を唱えています(ちなみに、梅原猛氏は稗田阿礼=藤原不比等説を掲げています)。ゲームやマンガでは、女性とされることが多いようですね。

通常、神社の屋根は、男神を祀る場合は千木(兜の角みたいな部分)が垂直に削がれており、鰹木(屋根を押さえる鰹節のような形の木)が奇数、女神を祀る場合は千木が水平に削がれており、鰹木が偶数です。だから、千木と鰹木を見れば、稗田阿礼の性別もわかるのでは、と思ったのですが……。

千木は、垂直と水平の中間くらいの位置で削がれていました。ただ、鰹木は2本だったので、女神と言えないこともないのですが。本当のところはどうなんでしょ?

何にせよ、阿礼さまの驚異的な記憶力にあやかりたいものです。

Ca3e0087

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2012年4月20日 (金)

匂いの表現

こんにちわ、カム同人のあぶらみです。
家の周りをぷらぷらと歩くだけで春らしい匂いがしてきます。土の匂いというのか、太陽の匂いというのか、春らしい匂いがたくさんして、とても気持ちがいいものです。

そんな「匂い」について少しだけ。
小説を書く時、「匂い」を表現するのが苦手で非常に苦労します。
「酸っぱい匂い」や「香ばしい匂い」がするみたいに味覚表現と似通った表現にいつもなってしまいます。
「匂い」それ自体は目で見ることができないので、他の感覚器官を使った表現になるのは仕方がないとは思います。
ただ、「ダウニーの香り」と表現しても「ダウニー」を知らない人にあの匂いをどう伝えればいいのか、さっぱりわかりません。
「パクチーの独特な香り」はなんて表現するべきなのか悩んでしまいます。やっぱり「独特な香り」になってしまいます。

避けては通れない難問のような気がします。
まだまだ未熟ですね~、ぼくは。

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2012年4月16日 (月)

イースターにちなんで

 伊村 です。

こんばんは。忘れていました。ごめんなさい。

4月8日はイースター(キリストが復活された日)でした。(それなんじゃ? って言われそう)。

お祝いのしるしとして、前の日に卵を100個ほどゆがいてシールやペイントで飾りをつけたものを用意したりしました。

日本人のキリスト教徒は5%ぐらいといわれていますから、分が悪いのですが、

「金曜日の朝9時ごろに十字架にかけられたイエス・キリストが午後3時ごろに息をひきとられた。ヨセフが遺体を墓に納め入口に大きな石を転がしておいた。で、3日後(日曜日)の明け方にマグダラのマリアたちが墓に行ってみると、遺体はなく、キリストは甦っていた」 このキリストが復活された日を信徒は祝うのです。

あんたそれ、あほちゃうか、死んだ者が甦るか?

甦りが肉体の蘇生とは異なり、霊的に永遠に神の手によみがえらせられた、という意味ではないかと。いや、肉体が蘇生して弟子たちの前に現れた(聖書に記載があるのですが)と信じる人もいて、いろいろややこしい。ともかくこの話に限らずキリスト教は、日本人には馴染みが悪い。

ところが、ここのところ、少々キリスト教が注目されているようです。

「不思議なキリスト教」講談社現代新書 が今年の新書大賞を獲得したとか。

この本はノンクリの息子が面白かった、と教えてくれました。私はあまり面白いとは思わなかった。社会学者の分析で、あまりハートに響くものではない。書評欄の著者は、失速した日本社会が普遍的なものを求めている証ではないかと。

西欧文化はキリスト教と無関係なものはないから、ちょっと覗いてみようかと思われたら一読してもいいかも。信仰なんて、という人にはこういう割り切ったようなものの方がいいかも、と思います。

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2012年4月13日 (金)

カム9号完成!

カム同人の田中です。 カム9号が完成しました!納品されて、ホッと一息ついたところです。
掲載は下記5作品です。

後藤高志 「二つの体の間を、流れる」
田中
一葉 「残されたもの」
上山和音 「三笠」
あぶらみ 「笑みが沁みる」
伊村恭子 「閉ざされた風景」


表紙は住田元昭 「スリランカの僧侶」です。

読んでみたい方がいらっしゃいましたら、メールにて問い合わせくださいませ。

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2012年4月 9日 (月)

ドSなベイビー

こんにちは。大西です。 

息子が七カ月になり、相も変わらず子育てと仕事に追われる毎日です。
 
突然ですが、赤ん坊がドSだって、みなさん知ってました??

無知な私は今まで、赤ん坊は天使と同義ぐらいに思っていたのですよ。 

いやもちろん、天使みたいにかわいいときもあります。もうどないしてやろうかと思うぐらい。(親バカですみません) 

ところがですね、近ごろ小悪魔に見えるときがあるのです。 

産まれたばかりのころは、ほっぺを真っ赤にして汗をかきながら一生懸命おっぱいを吸っている姿が愛しくてたまらず、これぞ母親の醍醐味と、至福のときだった授乳タイムが、今では恐怖の時間となりつつあります。

そう、遊び飲みです。もはや吸っている時間より遊んでいる時間のほうが長いです。 飲み物というよりおもちゃだと認識しているようです。

引っ張ったり噛んだり、ときには指でつまんだり、それはそれは痛いのです。まだ歯が生えていないのでましですが、もし歯が生えてきたら流血騒ぎになるでしょう。

お腹がいっぱいになってくると遊びタイムが始まります。力をこめて思いきり噛んできます。痛い痛い、と私が叫ぶと、おもしろがってもっと力をこめてきます。 

赤ん坊の力、舐めてはいけません。ぎゃー、と悲鳴を上げると、それは嬉しそうに無邪気ににっこり笑います。とびきりの笑顔です。

このアメとムチ。噛んだあとにかわいく笑う。殴ったあと急に優しくなるDV男と同じ手口です。そんな顔をされては許すしかありません。

他にも、顔を引っかいたり髪をつかんだりみぞおちを蹴ったり、ということもしょっちゅうで、ダンナはそれで鼻血を出しました。そして決まってこちらが痛がる反応を見るとおもしろがり、更にエスカレートさせてくるのです。

こんな天然無邪気なドS、見たことありません。Mに目覚めたらどうしてくれるんでしょう。
 

いろんなことができるようになってきて、我が子の成長を見守るのは楽しいことですが、ドSはほどほどにお願いしたいものです。

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