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2018年3月

2018年3月12日 (月)

合評会

カム同人の田中です。

昨日はカム15号の合評会でした。たくさんの方々に参加いただき、有意義な時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました!
またメール等で感想をいただいた方々、改めて御礼申し上げます。

会では作品ごとに色んな批評があり、小説とは読者のものと改めて実感した次第です。
簡単ですが、下記にまとめさせてもらいました。


「ランチ遊戯」
文章も内容も面白い。深刻ぶらない、たわいもない話がいい。笑いのかげにツボが押さえられている。ファンタジー。起承転結があるからホッとする。読後感がいい。

「お母さんの子どもたち」
小学生視点の主人公の揺れる気持ちがよく描けている。かわいそうな子どもを助けるために母は自分の子どもたちに負担を強いている。貧困など背景があってもいい。兄妹との交差点が花火。

「ストロベリームーン」
市役所の福祉課には様々な懸案が持ち込まれる。出口の見えない事例を複数同時進行でこなす主人公。真剣にやればやるほど主人公は心が病んでくる。まじめにしっかり書いているが問題を少しは解決して欲しい。

「儀式」
あなたと呼びかける私。視点が絞り込めている。淡々と語られる中で切実さが伝わってきた。遠慮して書いているのでは。固有名詞の喪失が成功している。読み方を読者に委ねている。ラスト不穏な感じにしてもいい。

「胎内くぐり」
独特な世界観に引き込まれた。流れるもの、流されているものを描いている。一瞬が光り輝いて見えた。人物造形がいい。わからない箇所・なぞがたくさんあり、回収しきれていない。歯ごたえがあり熱を感じた。


さて、今後の話。
カム次号は夏に発刊する予定です。再見!

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