文化・芸術

2009年10月31日 (土)

拝受御礼

Img028 『カム』同人の芦原です。

大阪文学学校葉山クラス時代の友人が多く在籍している同人誌、『ぞうきばやし(雑記囃子)』の第9号をいただきました。

小説が4作品とボリュームは控え目ですが、筆の立つ新入会員さんを迎え、またレベルアップされた模様。

うちの同人誌も負けられません。

T口さん、N島さん、ご恵送ありがとうございました!

***         

来る111日(日)午後115より、難波市民学習センター第3研修室にて、『カム』vol.5外部合評会を行います。

今のところ、30人ほどが参加予定です。

途中入室OK、人前で話したくないから周りの意見を聴くだけというのもアリです。軽い気持ちで覗きに来てくださいませ。

同人一同、心よりお待ちしております!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年9月23日 (水)

「カム」5号完成!!

Img025

カム同人の芦原です。

芸術の秋到来ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

「カム」5号が、無事納品されました!

やはり、製本されたものを手に取ると、感慨もひとしおです。

表紙写真は、住田氏による「ベナレスの少年」。瞳の力強さと表情が印象的です。

 

今回の掲載小説は、以下の5作品。

 大西 智子    「不眠不休ランナー」

 あぶらみ     「勝手にしやがれ」

 伊村 恭子    「夫婦ごっこ」

 うえのそら初 「存在」

 築島 祥子    「青い光」

外部合評会は、111日(日)115より難波市民学習センターにて行います。駅近で便利なところですので、ぜひお越しくださいませ。

「カム」最新刊を読んでみようかな~という方は、メール等にてお知らせください!

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年9月19日 (土)

拝受御礼

Img024_2 現編集担当の芦原です、こんばんは。

 

「カム」同人にとって、大阪文学学校時代の恩師であり、現在も特別顧問的存在である平野チューターから、「てくる」6号をいただきました。

ありがとうございます!

 

小説・詩・エッセイ・短歌と、内容も多岐に渡っています。

外部合評会は118日だそうです。芦原も参加させていただきます。

 

「カム」5号も無事入稿を済ませ、間もなく完成予定です。

今回の執筆者は、大西智子、あぶらみ、伊村恭子、うえのそら初、築島祥子の5名。

外部合評会は111日(日)115より、難波市民学習センターで行う予定です。

初参加大歓迎です☆ 多数の方々のご参加を、首を麒麟にしてお待ちしております! 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月21日 (火)

純文学とエンターテイメント

こんばんは。同人の後藤です。

ビジネスパーソンであるところの僕は、日経ビジネスオンラインなどを
会社ではチラチラ読んでいるのですが、そこで、千野帽子氏が
純文学と、エンターテイメントの違いについて、面白いことを書いていました。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20090413/191693/

会員登録が必要なサイトなので、ちょっとあれですが、
要は、エンタメは、感動や、ハラハラや、読者が面白いだろうと思うツボを想定し、
それに向けて、読者を困らせないように書かれている。
逆に、純文学には、そういったルールがなく、どう面白いか、といった
面白さを、読者が自分で探さなければならない、といったことが書かれてます。
もちろん、どっちがいいとか、すごい、とかの話ではなくてね。

純文学と、エンターテイメントの違いや、どちらの作品を目指す、などは、
カムの同人の中でも時々話題になることですが、
個人的には、あまり違いがわかりませんでした。(ずっと!)
千野氏のお話も、100%そうだ!と思えるものではないですが、
この切り分け方、面白さのルール、という話は、結構考えるところがありました。

純文学、エンタメの話がなくても、
そういえば、読書をしていて、一番面白く、興奮するのは、
新しい面白さの枠組みに出会えるときですね!
新しいトリックや、新しい泣きどころじゃなくて、
新しい、面白さのガイドを持った作品。
それが、どう考えても一番面白い。
とはいえもちろん、新しいフレームらしきものはあるものの、
歪すぎて僕には(少なくともその時には)さっぱりわからなかったり、
つまらなかったりする作品にもよく出会い、
そんな読書は、少なくともその時は、完全に”ゼロ”、で、
次はちょっと安心できる作品でも読もうか、と思うのですが。
その時の作品と僕の相性や食い合わせが、今は悪いんでしょうね。
また、面白くなる時期も、来るのかもしれません。

さて、一番最近新しい構成を楽しめた作品は、
ニコルソン・ベイカーですかね。
岸本 佐知子さん、大好きです。

もうちょっと書きたいのですが、子供が泣き止まないのでこの辺で。
アラフィフ世代(五ヶ月くらい)には、
純文学とエンタメの違いは、まだどうでもいいようです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月21日 (日)

読書会

こんにちは。カム同人の田中です。

先日カム例会にて読書会を行いました。
作品は長嶋有の「夕子ちゃんの近道」を私がチョイスしました。大江健三郎賞受賞作品だし、けっこう読んでいる人は多いかなと勝手に思っていたら、一人を除き未読者ばかり。色んな感想が聞けました。

この読書会の指定が無ければ、読むことは無かっただろう。読んでみて意外と面白かった。読んだけれどどこが面白いのか分からない。主人公の背景を一切明らかにせず周りの登場人物のキャラを出し、場と人間を浮き立たしている。大きな出来事はほとんどなく、淡々と流れる。個性的な描き方ではないのに、この書き方は本当に巧い。これは詰まるところ、プロだからか・・・。とっかかりはないが、さり気なく色んなものが滲み出てくる。等など。

確かに、読書会は、自らが書店でも図書館でも、手を取ることのない本を読む……それも感想を言わないといけないから、割としっかり読まねばと臨める、いいきっかけになります。
チョイスする立場から言えば、選択肢を問われるような感もあり、若干の緊張もあります。何と言っても皆の忌憚ない自由な意見が聞けるのは、とても楽しいものでした。

ふと、去年公開された映画「ジェイン・オースティンの読書会」も観たかったことを思い出しました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月11日 (土)

桜花に酔う

「カム」同人の田中です。

桜のお花見日和が続いています。近所の夙川公園は日本の桜百選にも入る名所のひとつです。


090406_10480001_2

090406_10550003

満開の桜を見上げると青空とのコントラストがキレイです。

090406_10570001_2

うぐいすでしょうか。鳥が桜の枝に止まっていました。

090411_11350001 090411_11380001


薄紅の花びらで、川面がうっすら色づいています。






天候にも恵まれ、比較的長く花見が楽しめ、嬉しい限りです。
今年もJ-POPで桜の歌が何曲もリリースされましたが、梅の歌は聞いたことがないような気がします。
昔から短歌でも桜はよく詠まれていましたね。

世の中に たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし

「古今和歌集」(915年頃成立)にある在原業平の歌。

もしこの世の中に、全く桜がなかったならば、さぞかしのどかな心で春を過ごせたであろうに。桜があるからこそ、「いつ咲くか、いつ散るか」と桜のことが気になって仕方がない。気をもませる桜というものがなかったならば……という心情を詠んだものです。

桜を見上げて物思いにふけるのも、またオツでしょうか。私はビールが欲しくなりますが……。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年4月 4日 (土)

文学散歩~山の辺の道~

「カム」同人の芦原です。文芸ブログなので、それっぽく文学散歩などしてみました。奈良県S市には、著名人の筆によるたくさんの歌碑があります。今回は、山の辺の道コースの一部をご紹介します。

Photo_8 日本最古の神社として有名な大神神社から、山の辺の道を金屋方面に進むと、山道にひっそりと、小林秀雄による「山邊道」という碑があります。 これは、「毛筆は絶対執らない」と言う小林氏を、S市観光課長が口説き落として書いてもらったそうです。こんなに知的で凛とした文字なのに、なぜ毛筆で書きたくなかったのでしょう?

そのすぐ近く、磯城瑞籬宮跡・県主神社境内にある歌碑は、山口誓子によるもの。

Photo_9

磯城島の日本(やまと)の国に人二人ありとし思はば何か嘆かむ

(万葉集 巻13 3249

(日本の国に、私の想い人が二人いると考えるなら嘆くこともないけれど、愛しい人はたった一人ですから、悩みも多いことです)

かつての国の中心地に、この歌碑が建っているのも、おもしろいですね。日本の中心で、愛を叫ぶ!?

 

足を延ばして、日本最古の市と言われる海石榴市(つばいち)跡へ。村道沿いの民家に混じって、今東光による歌碑を発見。

 

Photo_10 紫は灰指すものぞ海石榴市の八十(やそ)のちまたに逢へる子や誰

(万葉集巻12 3101

(美しい紫色を出すにはツバキの灰のあくを使うが、そのツバキの名をもつ海石榴市で出逢った貴女は、何という名前ですか。貴女とお付き合いしたい)

 

これは、歌垣(今でいう合コン?)の歌です。当時の女性は、夫と決めた男性にしか名を明かさないものだったので、名を聞く=求婚なわけです。天台宗僧侶にして、型破りな小説家でもある今氏がこの歌を選ばれたというのが、さもありなんという感じです。(氏の『毒舌・身上相談』は、まさに痛快! お薦めです)

 

 

少し違う場所になりますが、S市の芝公園には、川端康成の筆による歌碑があります。

Photo_11

 

三輪山をしかも隠すか雲だにもこころあらなむ隠さふべしや 

(万葉集巻1 18 額田王)

 

氏に碑面を書いてもらう約束をしていたのに、果たされないまま亡くなられたので、楽焼に染書きした壷の文字を原形として歌碑を刻んだそうです。美しい三輪山をバックに、歌碑はS市市民に愛されています。

 

春が来て暖かくなったことですし、時には身の周りのブンガクを訪ね歩くのも、楽しいのではないのでしょうか。

注意:短歌の現代語訳は、芦原の独断と偏見による意訳です

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月28日 (土)

☆「カム」vol.4合評会のお知らせ☆

こんにちは、「カム」編集人の芦原です。

来週、「カム」vol.4の合評会を行いますので、告知させていただきます。

***

   「カム」vol.4 合評会

日時 3月8日(日) 午後1時半~5時

場所 大阪市立中央青年センター 5号室

  最寄駅: JR環状線森ノ宮駅、地下鉄森ノ宮駅、地下鉄谷町4丁目駅

 http://www.chu-sei.com/map.htm

***

掲載作品に対して、「ここが好き」「この部分は疑問だ」など、意見や感想、批評を述べていただき、議論する場にできればと思っております。

途中からの参加も、もちろんオーケーです。こそっと入室して、しれっと混ざっちゃってください。ちなみに、会場ですが、近くに「府立青少年会館」というよく似た名前の建物があります(しかも、こちらの方が大きい)。「パル法円坂」を目印にして、その隣の建物にお越しくださいませ。

すでに、10名以上の方から参加表明をいただき、非常にうれしい限りです。多謝!

ちなみに、2次会は、会場近くの沖縄料理店で行います。杯を傾けながら、楽しく交流しましょう(もし分かる方は前もって参加表明していただけるとありがたいです)。

多数の方のご参加を、同人一同、首を麒麟にしてお待ちしております!

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年2月22日 (日)

聞いてみたい

初めまして、カム同人の築島です。

先日放送された「ドキュメント日本の現場・合評会の熱い夜、大阪文学学校 作家の卵たち」を見ました。私が在籍していたのは二年間だけだったけれど、教室が映し出されたときは 古巣に戻ってきたような懐かしさが込み上げてきて 心が和むのを感じました。もういちど戻りたいな、なんて思ったりもしました。

 私に大阪文学学校の存在を教えてくれた友人が、翌日電話をかけてきて、「テレビ見たよ。小説を書こうという人は、何か心に苦しみを抱えているのね」と言いました。「そうでなければ、書くなんて大変なことをするパワーは生れてこないもの」と。

 視聴者を意識して編集したから、あんな風になっただけじゃないのかなと言おうとして、私はことばを飲み込みました。もしかしたら、そういう人が多いのかな? 聞いてみたい気になりました。

 あなたが小説を書こうと思い立った動機は?

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年2月15日 (日)

本のお話

こんばんは。カム同人の後藤です。
今日は、本のお話をしたいとしたいと思います。しかも、去年の!
なぜって、いくら2月だからといって、まだ2009年は始まったばかりのような気がするし、ここは、文芸同人誌のブログですから。

年に何冊か、いやもっと少ないのかもしれませんが、
読書界(!?)でとても話題になる本ってありますよね。
といっても、結局それは単に、新聞の書評とか、
本屋さんでの扱いとか、
好きなブログやライターの人の記事から、
僕が個人的にうける印象に過ぎないんですが。
(もし、どこかに別の、本当の読書界というものがあるなら、是非いれていただきたい)
そんな本を読んで、それが話題にたがわず本当に面白かった時、
なんだかとても幸せであり、また、安心して嬉しくなります。
古くは ジュンパ・ラヒリのあの本や、
ちょっと前ではカズオ・イシグロのあの本のように。

そして、2008年ですが、そう、
コーマック・マッカーシー 「The Road」がありました。
正確には、僕は2008年の終わりから2009年の初めにかけてのお正月読書でしたが。
絶望的な文体と内容で、個人的には誰もに自信を持ってお勧めできるものではないけど、
こんな本がとっても評価され、話題にもなり、自分もとても楽しめたことが僕はとても嬉しい。
本当にいいものは評価される。そして、僕も一緒に熱狂するのだ。

言わずもがななのかもしれないけれど
(だって話題になったんだから!)
これは、父と子の、物語です。
いろんな状況の、父と子があるけれど、
お互いに、いつまでも思いあっていたいものですね。
子としても、父としても。
今、僕がいえるのはここまでだけど。

The_road

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月30日 (金)

「カム」vol.4 入稿!!

こんばんは。順番割り込み失礼します。編集人の芦原です。

「カム」vol.4の原稿は、印刷所に無事入稿されました。2週間以内に納品される予定です。

今回の執筆陣は、

 大西智子、後藤高志、田中一葉、朝比奈昭、芦原瑞祥

以上5名です。

表紙写真は、先日の朝比奈氏の記事にあるように、ガンジス川で沐浴する女性の後ろ姿を加工処理したものです。手前味噌になってしまいますが、とても素敵な表紙なんです。

納品され次第、メンバーの恩師・友人等への献本作業に入ります。もし、「カム最新号を読んでみようか」とおっしゃるありがた~い方がいらっしゃいましたら、トップページの「メイル」よりご連絡をくださいませ。

また、「カム」vol.4の外部合評会は、3月8日(日)1時半から、大阪森ノ宮の中央青年センターにて行います。毎回、10名前後の外部の方にご参加いただいております。もし、興味を持っていただけましたら、ぜひぜひお越しください!

カムHP http://www.ne.jp/asahi/come/kamu/      

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年1月 1日 (木)

新年のごあいさつ

新年あけましておめでとうございます。

初記事を執筆するよう仰せつかったものの、何をどう書けばいいかわからず、おろおろしております(汗)。文芸同人誌「カム」の編集人、芦原瑞祥と申します。

 

最初なので、とりあえず自己紹介など。

われわれは、「カム」という文芸同人誌のメンバーで、このブログコーナーには順番に記事を書くことになっています。

出会いは、さかのぼること約4年。大阪文学学校という、小説を学ぶ場で机を並べたのがきっかけでした。

「カム」発足記念ともいえるのは、2006年10月15日。

遊びに行った京都伏見にて、酒蔵を見学し、屋形船で酒を飲み、2次会で酒を飲み、3次会でも酒を飲んでいた(というか、そろそろ呑まれていた)ときのことです。

酔っ払い特有の愚痴が出始め、こりゃいかん、何か建設的な話をせねば、という場面で、ふっとでてきたことば。

 

同人誌を作ろう!

 

酔いが醒めた後も夢は覚めず、元級友への声かけや印刷所調べなど、手探りながらも下準備は進み、恩師の協力・助言もあり、

2007年6月に、無事、創刊号を出すことができたのでした。

以降、半年に1冊のペースを守りながら、2008年までに3冊を発刊し、もうすぐ第4号が完成します。

 

昨年の、カムにとっての重大ニュースは、なんといってもこれ。

大西智子「ベースボール・トレーニング」

第26回大阪女性文芸賞受賞!

初の受賞者を出し、同人内は盆と正月が一度に来たようなお祭り騒ぎとなりました。(そして、今年3月の贈呈式まで、おそらく続きます)

もちろん、受賞者本人も同人一同も、それに甘んじることなく、さらに切磋琢磨していく所存です。

 

皆さまに読んでいただくに値する同人誌を作れるよう、今年もがんばっていきたいと思います。

旧年中はいろいろとお世話になりました御方も、はじめましての御方も、どうぞよろしくお願い申し上げます!

 

……さて、今年の運を味方につけるために、初詣に行ってくるかな。

2009年が、皆さまにとって良いものとなりますように。

生きとし生けるものが幸せでありますように。

 

芦原 瑞祥

「カム」HP  http://www.ne.jp/asahi/come/kamu/

| | コメント (1) | トラックバック (0)