書籍・雑誌

2011年9月21日 (水)

ハーレム!?

 うえのそらです。

 最近読んだ本で印象に残ったのは、斉藤 真也さんの『オトコをみせてよ、倉田クン』とマサト真希さんの『よめせんっ!』です。
 これは、どちらも、ライトノベルのレーベルから出版されたもので、少年向けに出されたものです。
で、どちらもハーレムものなんですね。

ハーレムものとは、個人的な定義になりますが
「美少女が一杯!」「しかもその一杯の美少女が、主人公に好意とか好意や恋心を抱いてる!」
というものです。
『よめせんっ!』のほうは、まだ1巻しか読んでいませんが、一巻だけで主人公に好意を持つ女性7人もいます。
『オトコをみせてよ、倉田クン』のほうは、5巻までよみました。1巻の時点で主人公に婚約者が二人。しかも、2巻、3巻と話が進むにつれ、主人公に好意を抱く女性が増えていく!

「男性と女性の比率は、あくまで1:1だろう!? なんでこの小説には、男女比が1:5なんだよ!? 主人公以外に男少なくない?! しかも女性が全て美少女ってありえなくね!?」とか「別に大した特技も金もないのにちょっと性格が良いからって、こんなに何人もの女性から好意を寄せられる中高生ってありえなくね!? 俺が中学の時は……うぎゃああ」などとつっこんでしまったり、過去のトラウマに胸がうずいてしまったりする事も多いです。そうしたつっこみをいれつつも、ついつい読んでしまうのですが。

しかしながら、読まされてしまう。
たっぷりのユーモアがまぶしてあったり、キャラクターが生き生きしているから、という理由もあります。
しかし、私にとって一番大きな理由は、
手を差し伸べれるところには手を差し伸べたい、そして手を差し伸べたことが相手や自分にとって良い結果をもたらせればなおのことよい、そういう感情を刺激されるからでしょうか。

内容はネタばれを避けるためにいいませんが、ご興味があれば、「表紙にアニメ系の美少女が書いてるから、買いにくい」といわず、是非。

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2010年11月21日 (日)

執筆スタイル

カム同人の芦原です。

『カム』7号は、今月末に入稿予定です。

年内には皆様にお届けできるよう、鋭意努力いたします。

今回の執筆者は、うえのそら初、伊村恭子、あぶらみ、築島祥子、朝比奈昭、大西智子の6名です。

外部合評会は、211日(祝)115500 難波市民学習センター 第3研修室にて行います。連休の初日ですが、皆様の御講評をいただきたい(2次会で酒を酌み交わしたい)と思っておりますので、お越しいただければ幸いです。

***

文芸同人誌のブログなので、執筆にまつわることなど。

私の場合、まずは大きめの紙にネタ出しをするところから始めます。地図や図式のようなものを書きなぐり、案がまとまったら、ハガキ大のカードに情報を書き出します。

1場面につき1枚を使用し、時・場所・登場人物・伏線や読者に伝えるべき情報・入れたい台詞などを書きます。とりあえず決まっている範囲で書き終えたら、順番を並べ替えて、構成を確認します。

これは、大塚英志先生の『キャラクター小説の作り方』という本に載っていた方法で、長編のエンタメを書くときには、とても便利です。

ここまで作業を終えたら、実際に文字に落としていきます。

私の場合は、主に通勤電車で書きます。他に逃げ場がなく、自分の内にこもるしかない、という状況が執筆に適しているようです。

狭いスペースに立ったままなので、底が分厚いリングノートでないと、まともに書けません。ここ5年以上ずっと、エトランジェ ディ コスタリカのB6リングノートを愛用しています。表紙の色がきれいなので、心も弾みます。

ペンは、Dr.グリップの4色ボールペン+シャープペン。軸が適度に太いので、指が疲れにくいのです。

私はあまりこだわりを持たない人間ですが、ノートとペンは固執しています。

ノートに書いた文字を、帰宅してからパソコンのWordに書き写します。

長時間作業をすると手がだるくなるので、今年の初め、自分で自分に誕生日プレゼントをと、人間工学に基づいたデザインのキーボードを購入しました(ちなみにお値段は、密林で4,379円)。

パームレストに手を乗せていると、長時間打ち続けても疲れない!

これは本当にいい買い物をしました。もう前のキーボードには戻れません。お薦めです。

皆様の執筆スタイルや、愛用の道具など、聞かせていただきたいな、と思います。

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2010年9月11日 (土)

トヨトミな8月

カム同人の芦原です。

 

私が敬愛してやまない万城目学先生の著書、『プリンセス・トヨトミ』の映画化が決定しました!

 

大阪ロケのエキストラを大量に募集していたので、マキメワールドの住人になりたい私は男装して参加しちゃいました。http://www.sanspo.com/geino/news/100816/gnj1008160549007-n1.htm

 

詳細を漏らしてはいけないとのお達しが出ているので、当日の様子はヒ・ミ・ツ。

 

2011年初夏の映画公開が待ち遠しいです。

 

 

Photo_4 大阪の次は、いわばしる近江。万城目先生の講演会が彦根であると聞き、こちらも喜び勇んで行って参りました。

 

控えめな雰囲気だけれど、ナビゲーターの方が話を振ると、面白いことを語ってくださる。そのエネルギーの配分みたいな部分も好ましくて、ますます先生のファンになってしまいました。

 

講演は、『プリンセス・トヨトミ』の話題が中心。

 

着想のきっかけは、大阪城近くの小学校にあった立ち入り禁止の地下階段だとか、キャラの名前は豊臣方の好きな人物から順にいい役を割り振ったとか(もちろん一番は「真田」)、『鴨川ホルモー』や『鹿男あをによし』のように観光イメージに乗っかって書きたくなかったとか。

 

作品が組み立てられていく過程が垣間見られて、嬉しくなりました。

 

  

今回の講演会で最も心に残ったのは、文学についてのお言葉。

  

 

「世の中は、切り捨てとかリストラが主流だけど、文学は正反対のもの。それこそ、蓮舫に1秒で仕分けられちゃうような。でも、文学は無駄なところからしか生まれない。そして、そんなところから『ええもん』が生まれるんだと思ってます」

  

 

なんだか、じんときちゃいました。

 

私も「ええもん」を生みだせるように、頑張りたいと思います。

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2010年4月 5日 (月)

『夏の蜜』

カムの芦原です。

同人メンバーが大阪文学学校小説専科時代にお世話になり、現在もカムの特別顧問的存在である平野チューターが、初の作品集を上梓されました。

タイトルは、『夏の蜜』。Amazonや文学学校事務局等で購入できます。

夏の蜜 Book 夏の蜜

著者:平野 千景
販売元:友月書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する

養蜂を題材にした表題作にちなんで、箱には蜂の巣がデザインされています。箱から本を取り出すと、中はこのような表紙。小茂田青樹「虫魚画巻」の絵だそうです。

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月の光を求め、または闇に紛れる虫たちが、この作品集の雰囲気を実によく表していると思います。

普段の生活では気づかないけれども、何かのきっかけで、目が離せないほど存在感を増してくる虫たち。そんな不思議な感じが、どの作品にも漂っています。

私の拙い表現では良さを伝えきれませんので、ぜひ実際に読んで、この作品世界を味わっていただければと思います。

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2010年2月 6日 (土)

ハイカラなからほり

「カム」同人の芦原です。

今、いちばん好きなエンタメ作家は誰かと聞かれたら、万城目学先生と答えます。

『鴨川ホルモー』『鹿男あをによし』に代表されるように、先生の著作は、奇想天外なアイデアと、読む人の心を和ませるユーモアにあふれています。読んでいる間は、本当に楽しくて幸せで、ページを繰る手が止まらないのです。もし、万城目先生とのホルモー試合でオニを全滅させられ、凄い形相で「ホルモオオォォォーッゥ」と叫ぶ羽目になったとしても構わないくらい、敬愛しています。

万城目先生の新刊、『かのこちゃんとマドレーヌ婦人』を先日購入したのですが、いつ読もうか迷っています。今すぐ読んでしまいたいのですが、「ものすごく落ち込んだ時に読む用」に取っておきたい気もするのです。ああ、でも読みたい。

我々「カム」同人がお世話になっている大阪文学学校は、万城目先生の『プリンセス・トヨトミ』の舞台となった、からほり商店街の目と鼻の先にあります。なので毎週、登校途中に商店街のゆるやかな坂を上りながら、「あー、ここを大輔や茶子が通ったんだな」「OJOはどこだ」なんてことを考えています。

Photo

商店街にある、千生り瓢箪の馬印。「有事」の時に活躍するのか!?

ちなみに、冨紗屋本店の入り口にも、瓢箪がぶら下げてあります。(『鹿男あをによし』のドラマにも登場した、絶品お好み焼のお店。『プリンセス・トヨトミ』に出てくるお好み焼「太閤」のモデルでもあるそうな)

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プリトヨ第二章扉絵実写版。作中で鳥居がたこ焼きを買ったお店も右手に(この日は休業)

ちなみに、ここから左に数メートル歩くと、我らが大阪文学学校です。

地理を知っていると、作品も一層楽しめますね。久々に大阪城にも行ってみようかな。

 かのこちゃんとマドレーヌ夫人   プリンセス・トヨトミ

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2010年1月25日 (月)

2009年に売れた本

カム同人の後藤です。

2009年に売れた本と言えば、なんといっても村上春樹氏の『1Q84』ですね。
BOOK1、BOOK2をあわせて200万部とは、
書籍離れのご時世、とんでもない、記録的な数字です。
まあ、相変わらず、その数字に一役買うことが出来なかった私ですが。

でも、200万部のうち、BOOK1が約110万部、BOOK2が約90万部のようで、
ということは、約20万人の人が、BOOK1で、もしくはBOOK1の途中で読むのを止めた、
ということでしょうか?
(そりゃ、BOOK1は買ったけど、BOOK2は借りて読んだって人もいるでしょうが…)

20万人という、途中で断念した人の数も、とんでもない記録的な数字だな、と
感心してしまいます。
(決して、悪い意味ではないです)
20万人もの人が、本棚でBOOK1だけ置かれた『1Q84』を見るたび、
なんだか少し苦々しい思いをしているのでしょうか。
僕が本棚でフォークナーを見るときに感じるように。

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2009年2月 7日 (土)

「カム」vol.4 納品!!

再び順番割り込み失礼します。「カム」編集人の芦原です。

先日、待ちに待った「カム」最新号が、印刷所から納品されましたsign03 表紙の印刷がうまくいくかとても心配だったのですが、きれいに仕上がっています。

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カム vol.4 目次

同じ男と2度はセックスしない女、サチ。彼女に惹かれる友人の「私」。20歳の私たちの、爆走するヒリヒリ感。 

大西 智子 「暴走ドライブ」

 

それは、ラスカルに似たサムシング。「何か」を探す3人の高校生の姿は、さながら不発の核弾頭。

後藤 高志 「白黒のでっかいやつじゃない」

  

転倒して頭を打った「私」。記憶が抜け落ちた数時間のあいだに、何があったのか……。足もとが揺らぐような不安をえがいた短編。

田中 一葉 「頭を打った女」

  

酔っ払いから助けた少女は、音を見る能力があった。彼女と接するうちに、「僕」の家族に対するわだかまりはほどけ、心の核に気づく。 

朝比奈 昭 「みちの色」

  

「ああ、まただ。お腹の中に、穴が開いている」  喪失感から、穴の幻覚に陥ってしまった女性をえがく、大人の寓話。 

芦原 瑞祥 「穴」

 

現在、ネコの手を借りて、ちまちまと発送作業をしております。もし、興味を持っていただけましたら、1冊お送りしますので、「メイル」から芦原宛に連絡をくださいませ。

さて、今日の分の荷造り終了っと。集荷をお願いしま~す!

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「ワタクシが責任を持ってお届けします♪」

byドライバー オードリー

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