趣味

2011年9月 3日 (土)

自由すぎる『古事記』

いつのまにやら9月になりました。カム同人の芦原です。

このページ、基本何書いても自由なんで、今日は『古事記』が自由すぎる件について、素人の視点から書いちゃおっかなーと。

「記紀」とまとめられることが多いのですが、『古事記』は天皇家の私史、『日本書紀』は日本の正史(!)、という違いがあります。個人的には、物語っぽい『古事記』が好きです。欲望とか恋とか、歴史書にはない人間くささも描かれているし、何より神代のありえなさぶりが面白いんです。というわけで、そんなエピソードの一部をどうぞ。

ホトホト困った神様

美しい少女の元に神様が通ってくる、という言い伝えは数多く残っていますが、そのなかでも予想の斜め上をいくのが、神武天皇の皇后の出生秘話。

セヤタタラヒメという美しい少女を、三輪山の大物主神が見染めます。

で、どうしたかというと、ヒメが厠でウ○コしてるときに(本当に「大便まる時」と書いてある)、丹塗りの矢に化けて厠の溝を流れ下り、いきなり陰部(ホト)を突いたのです。

単刀直入にもほどがあります。そして、場を選ばなさすぎです。

驚いた少女が矢を引き抜くと、それは美しい男性に変わり、二人は結婚して子供が生まれた、と。

もう一つびっくりなのは、その子供に「ホトタタライスケヨリヒメ」と名付けたこと。

ホトって、現代で言ったら、娘に「○○コ」ってつけるようなもんですよ。

名前が悪いってことで、後に「ヒメタタラ~」になり、神武天皇に召されたようですが。

男なんて!

ニニギノミコトは、コノハナサクヤヒメという美しい少女を見染め、結婚を申し込みます。

するとその父である神様は、姉のイワナガヒメもセットで嫁がせました。

しかし、容姿がよくなかったので、ニニギは姉を追い返し、妹だけを娶ります。

長命をつかさどるイワナガヒメを追い返したので、この後天皇家は短命になった、と言われていますが、……ニニギ、もうちょっとうまいこと言えばいいじゃん。「サクヤちゃんだけを愛してるねん」とかさ。

で、もう一つニニギが酷いのは、一夜で妊娠したコノハナサクヤヒメに、「一発でデキるなんて、俺の子じゃねえ」とか言いだすところ。

身の潔白を証明するために、産屋に火をつけて出産したサクヤちゃんがかわいそうで(泣)。

ちなみに、姉妹セットで嫁がせたら美人以外は追い返した、という記述は垂仁天皇記にもあり、このケースでは、ヒメは実家に帰る道中で自殺しています。……男なんて!

なんか下ネタが多くなってしまったのは、ネタ元が『古事記』だからですよ。と言い訳をしておきます。

| | コメント (1) | トラックバック (0)